ひろしの視点

いろいろな「安全保障」を万全に

今年の夏は、異常気象が続いています。

幸いに京都では今のところ大きな被害は出ていませんが、各地で猛烈な雷雨が降り、被害が出ています。九州北部豪雨の被害も大きかったですし、関東・東北では毎日雨で日照時間が足りず、野菜などの農作物の不作が心配されています。

各地で豪雨が降れば、必ず川が溢れ、床上・床下浸水が発生します。大規模でなければ良いですが、九州北部豪雨のような線状降水帯が何日も居座ることは日本全国どこで起きてもおかしくないことのようで、そう考えると、この山城地域に降ったら大変なことになるなと思います。

また、日照不足で農作物に被害が出れば、当然食料品が値上がりします。農作物を国内で確実に作ることができる環境整備にもしっかりと取り組まなくてはならないと改めて思います。食料がある程度安価で供給することができなければ、国民生活が困窮します。本来、日本農業は、まず日本人の生命の源を供給する役割を果たさなくてはなりません。今は外に打って出る農業がもてはやされていますが、まずは日本人の胃袋を満たす農業を目指すべきではないでしょうか。

vol36-1また、河川改修の予算拡大も喫緊の課題になって参りました。河川改修には巨額の予算と膨大な時間が必要です。局地的な豪雨が短時間に降ることは、どこで発生してもおかしくありません。この予算確保は、まさに国民の生命を守ることに直結します。これら農業予算や公共事業予算の確保は、防衛予算と同様に安全保障のための予算なのです。

ところが残念ながら今の日本は、防衛予算も公共事業予算も農業予算も、拡大することがなかなかできません。全てにおいて「平和ボケ」してしまっているのが今の日本ではないでしょうか。

戦争がなく、食料は満ち溢れ、災害のない国日本に慣れてしまい、この状況は何の努力をしなくても継続すると思っている。気になるのはスキャンダルばかり。このような状態では、どんな小さな危機も乗り越えることができなくなってしまいます。あまり不安を煽りすぎるのも良くありませんが、あまりにも現実を見ないことも問題があります。国民の生命財産を守るのは国の大事な責務です。そして、そのための努力を怠ってはなりません。マスコミや野党も、これらの予算確保を「バラマキ「無駄遣い」」と批判することは、そろそろやめなくてはなりません。政府与党は、これらの事業は国民も生命財産を守るために必要なものであるという説明を、堂々と行う必要があります。

あらゆる面での「平和ボケ」から脱却して、真に国民生活を守るための政治を取り戻さなくてはなりません。

-「ひろしの視点」第36号(2017年8月)より-


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